こんにちは。ウェディングプロデューサーのHARUKAです。
前の記事では、おふたりがご検討されている会場のほとんどは「素敵な施設」を売りにしている会場で、結婚式の”内容”よりも”外観”を先に決めるような仕組みになっているとお話しました。婚礼業界では「ゲストハウス」と言われたりするのですが、ではそもそも他にどんな選択肢があるのか？をお話していきたいと思います。それぞれに特徴やスタイルがあるので、おふたりが大切にしている想いを形にできる会場を選ぶことで、理想の結婚式により近づく事ができるかと思います。
option 1. ホテルウェディング
まずは王道の、ホテルウェディング。信頼性や知名度が高く、ご両親世代から有名な国内老舗ホテルや大手外資系ホテルでのウェディングは何といってもそのブランド力に魅力があり、ご親族やお仕事関係の方々なども安心感を持ってお招きすることができます。
また、ホテルはアクセスが良いことも多く、お越しいただくゲストの皆様にとっても嬉しいポイントです。遠方から来られるゲストの方々の宿泊もスムーズにご案内ができます。
しかしながら、場所はホテル。多くの旅行者が国内外から訪れ、ロビーには宿泊のお客様がたくさんいらっしゃいます。同じホテルの中に披露宴会場がいくつもあるので、ホテルの入り口には「本日のお披露宴 ***家ー***家、***家ー***家」とその日に婚礼を行うご家族のお名前が並んだ案内板があり、ゲストの方々は会場に到着するとまずその案内板を見ることになります。そのため、「今日は自分たちだけの大切な日」という特別感は薄れやすいかもしれません。
仕組みとしては、ゲストハウスと言われる会場の種類と似ています。美しいチャペルや豪華な披露宴会場を利用する事ができ、やはりその施設利用料は最終のお支払金額にインパクトがあります。最近ではホテルの中にゲストハウスを運営する会社がオペレーションで入っていたりもするので、いわゆるその界隈の”ブライダル相場”が適用されていることもあります。
ホテルもゲストハウスも、結婚式のための美しい施設を利用できるという点は似ていますが、ゲストハウスが「まるで我が家にご招待するかのように」がテーマなことに比べ、ホテルは「格式や安心感」が際立つ会場です。
この先は私の個人的な見解に近いお話ですが、ゲストハウスにお勤めされているプランナーさんなどは「ウェディング業界に入りたくて働いている方々」が多く、ウェディングがお好きな方ならではの色々なアイディアを出してくださったりなど、新郎新婦様と同じ目線でお話してくださる方がたくさんいらっしゃいます。
一方ホテルは、本業が宿泊業のため、必ずしもウェディングだけをされてきた方々ばかりで婚礼部門が構成されている訳ではありません。しかしながら、ホテルならではの”徹底したホスピタリティ”を婚礼部門でも受けられるという点がホテルウェディングの大きな魅力の一つだと思います。
いかがでしたでしょうか。”ホテルウェディング”と”ゲストハウスウェディング”の二つだけでもそれぞれ特徴がありますが、おふたりにとって必要なものとそうでないものが少しでも見えてきましたら幸いです。
次はOption2. レストランウェディグについてお話したいと思います。
PARAMOUNT WEDDING 片山はるか
